最終段階の医療と自己決定 中公新書 松田純 中央公論新社アンラクシ・ソンゲンシノゲンザイ マツダジュン 発行年月:2018年12月20日 予約締切日:2018年11月08日 ページ数:272p サイズ:新書 ISBN:9784121025197 松田純(マツダジュン) 1950年新潟県生まれ。
東北大学大学院文学研究科博士課程単位修得。
博士(文学)。
東北大学助手、静岡大学教授などを経て、静岡大学特任教授・名誉教授、放送大学客員教授。
専攻は哲学、生命倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 序章 肉体的苦痛の時代ー戦後日本の事件と判決/第1章 安楽死合法化による実施ー世界初のオランダの試み/第2章 容認した国家と州ー医師と本人による実施/第3章 介助自殺を認めた国家と州ー医師による手助けとは/第4章 最終段階の医療とはー誰が治療中止を決めるのか/第5章 安楽死と自殺の思想史ー人類は自死をどう考えてきたか/終章 健康とは何か、人間とは何かー求められる新しい定義 21世紀初頭、世界で初めてオランダで合法化された安楽死。
同国では年間6000人を超え、増加の一途である。
容認の流れは、自己決定意識の拡大と超高齢化社会の進行のなか、ベルギー、スイス、カナダ、米国へと拡散。
他方で精神疾患や認知症の人々への適用をめぐり問題も噴出している。
本書は、“先進”各国の実態から、尊厳死と称する日本での問題、人類の自死をめぐる思想史を繙き、「死の医療化」と言われるその実態を描く。
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